民主党はまだまだ対応が遅すぎる

経済対策で独自法案検討=麻生首相との違いアピール狙う-民主・小沢氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081123-00000036-jij-pol

政党としての根幹が自民党とさほど変わらず、イデオロギー的にも主義主張的にも自民党と被る点が多い民主党が、自民党との政策的な違いをアピールすることにはあまり意味がない、と私は思っている。国民の多くは、そういう民主党の政党としての立ち位置を理解しており、オリジナリティー溢れる政策を実行することなど期待していないだろうから。国民が期待するのは、自民党が失敗したときにバックアップとして機能する政党であり、政策が際立って異なる必要などなく、ただその実行力だけが試されているのだと思う。

さらにいうならば、「自民党とは政策的にこれだけ異なっています」というアピールするより、「同じ政策を自民党より上手に実行してみせます」と主張したほうが、選挙を戦う上では効果的ではないかとすら思ったりもする。

そういう観点から見ると、小沢氏の発言には少々ガッカリさせられた。麻生首相との違いをアピールするなら、その実行力の面での違いをアピールすべきである。それなら、さっさと独自案を作成し国会に提出すべきだろう。自民党が2次補正案を提出しないことがわかってから、初めて独自案を検討するなど遅すぎる。金融危機が表面化した段階で独自案を検討するくらいでないと、民主党は幅広い支持を得られないだろう。今までの「反対」中心の野党と同じと思われるだけだ。

日本の政治で、自民党一党支配が事実上続いてきた要因には、野党のふがいなさもあるのだろう。

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Comments (2)

冥王星

11 月 24th, 2008 at 18:26:22    


変わった概念を提示させてもらうと
「野党力」という視点があります。
野党力とは議院内閣制度の下で行政を支配する与党を監視する能力のことです。
民主党・自民党に”野党力”があるでしょうか?
某政党が「確かな野党」というキャッチフレーズで非難轟々だったわけですが、政党の存在目的は、政権政党になることとは限りません。
政治意思を集め、集団化して政治活動を行うこと(手段)を通じて「より多くの国民の、より最大化した幸福を実現する」(目的)ことにあります
冥王星は自民党には「野党力」があるとは思えません。逆に民主党には多少ながらも「野党力」があるように思えるのですが、そのような視点で見る必要性もあるのではないでしょうか?
肥大化し強大化した行政権を監視・けん制するためには、野党力のある政党と民意の結合が必要です。
政権政党になるための政党政治しかできない政党には、野党力はつかないと思うのです。
野党力は行政監視の能力であり、
与党になるためには、行政権行使者になるための民意の支持(その民意はどれだけ不適切でも)だけで十分です。

「野党力」という概念は二大政党制時代のイギリスにおいて理論が見られたようですが、今は影を潜めていますが、まったくナンセンスな能力評価ではないと思うのです。
ただ、冥王星は政党政治否定派なので、この話は二大政党制から導かれた話なので注意が必要だと思っています。(二大政党制否定派なのでw)

cronoq

12 月 2nd, 2008 at 10:54:56    


>冥王星さん

「野党力」興味深い概念ですね。

私の勘違いでなければ、この能力は与党としての
政策実行能力と裏腹なのではないでしょうか。
何にでもダメ出しすることは、誰でもできます。
しかし、政策の肝となる部分を丹念に監視するとなると
実際に政策を実行した経験が大いに役に立つと思うのです。

そんな観点から考えてみると、かつての社会党などはゼロ。
民主党は冥王星さん仰るとおりそこそこの野党力。
自民党は意外と高い野党力を有しているかもしれません。
もっとも、自民党の場合、下野したら野党としての仕事は
そっちのけで政権復帰を目指すでしょうけど。

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