国民総背番号制度
NIKKEI NETの記事などによると、自民党が納税者番号制度の導入に向けた検討を始めたとのことです。
納税者番号導入を検討 自民PT初会合、社会保障にも活用
自民党は28日、党本部で「ICカードシステムに関するプロジェクトチーム」(村上誠一郎委員長)の初会合を開き、すべての納税者に番号を割り振って所得を把握する「納税者番号制度」の導入に向けた検討を始めた。
年金、医療など社会保障の負担と給付の情報も一元的に管理することで、国民の利便性向上と行政の効率化を図りたい考えだ。夏をめどに提言をまとめ、政府に実現を求めていく。
納税者番号制度は個人に固有の番号を付与し、所得を把握しやすくして課税の公平性と効率的な徴税につなげる仕組み。年金などと一元的に管理すれば、年金記録漏れのように負担したが給付が受けられないといった事態も防げる。(NIKKEI NET)
要するに、所得税・贈与税・相続税の取りっぱぐれを防ぐってことでしょうね。全体的には実質的な増税になると思うのですが、まぁ、税の徴収の公平化が図られる、つまり、いままで税金逃れしていたところから徴税できるんであれば、悪い話ではないとは思います。
問題は、年金や医療などの社会保障制度との一体的な運用も視野に入っていることでしょうね。納税者番号という名前がついているのに、その検討段階から、番号の使用範囲が既に納税関係から逸脱しているわけです。将来的に、もっと他の用途に使用することもありうるでしょう。行政で用いるあらゆる情報、住所、電話番号、性別から戸籍情報や犯罪歴まで、一元的に管理される時代がやってきそうです。
そうなると、事実上の、国民総背番号制度ですよ、これは。
これを今回は納税者番号制度と言い換えているわけです。今後、年金の給付漏れがなくなるとか、甘い言葉に騙されてしまうのはまずいでしょうね。



Comments
No Comments
Leave a reply