ネット放送でも黒字化は可能
NIKKEI NETの伝えるところによると、日本テレビ放送網の運営するインターネットテレビ「第2日本テレビ」が、2009年1月に初めて単月黒字となったとのこと。日本テレビ放送網によると、2010年3月期は通期で黒字化できる見通しとのことです。
ついに、インターネット放送で黒字をたたき出す企業が現れましたね。それも、通信と放送の融合を掲げていたネット企業ではなく、古参のテレビ会社が名乗りを上げたというのは興味深いところです。
「第2日本テレビ」は、2005年に有料配信サービスとして立ち上がったものの利用者が伸びず、2007年までにすべての放送が無料配信になったと言う経緯を持ちます。日本テレビをしても有償配信は難しかったのですね。まあ、ケーブルテレビ等の有料のテレビサービスがなかなか普及しない日本においては、有料でテレビを見る人が少ないという結果は、ある程度予想できたものだったかもしれません。
他のテレビ局やインターネット関連企業が苦戦している中、単月黒字化まで持っていった日本テレビの底力はさすがと言わざるを得ません。これも、テレビ局を長年経営してきた中で培われたコンテンツ制作力や営業力、あとはテレビ局というブランドがなせる業だったのでしょう。ネット配信のテレビ番組でも黒字化できることを実証したことは、日本テレビにとっても大きな自信につながるに違いありません。
結局のところ、既存の電波を媒体としたテレビ放送も、インターネットを使った放送も、ビジネスとしての本質的な部分は同じだったということではないでしょうか。同じ土俵上で競うならば、インターネット関連企業よりも、コンテンツ制作力や営業力に勝った既存のテレビ会社のほうが有利だったのでしょう。
今後、「テレビ」が無くなっていくのは間違いありませんが、「テレビ局」は生き残っていくかもしれない、そんなふうに思いました。ただ、すべての「テレビ局」が生き残れるとは限らないでしょうけれども。



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