豊田市、法人市民税収9割減

NIKKEI NETの記事によると、愛知県豊田市が、来年度の法人市民税収が今年度の当初予算比で9割減となり、総計400億円近い税収減となる見通しを公表したとのこと。

もちろん、これはトヨタ自動車を中心とした市内の自動車産業の急激な業績悪化に伴うもの。トヨタの業績悪化の象徴的出来事として日経は取り上げているのかもしれないですけど、実際問題として豊田市としてはいい迷惑ですよね。いままで、トヨタの好業績に支えられていい思いをしてきたのだから、少しは痛い思いをしたほうがいいという意見もありそうですが、いずれにせよ、企業城下町というのはその企業を取り巻く景気の良し悪しに町全体が左右されてしまうという宿命を背負っているようです。

その景気の波にどう対処していくべきなのか、「日々是マーケティング」さんが面白い提言をされていました。

手短に出来る方法は「使い切れなかった予算を、繰越金として計上する」という方法だ。

言われて見れば、当たり前の方法なんですが、これができなかったのがいままでの行政なんですよね。今年度の予算は今年度中に使い切るという悪しき習慣があるがゆえに。足りなかった予算は国債や地方債として積み上げているというのに。なんともおかしな話です。

もう1つ、こういった形での税収減の話を聞くと、なんだかおかしいなと感じてしまうことがあります。個人にかかる税金はその人の総収入を算定の基準としているのに、法人にかかる税金はその法人の総売り上げではなく最終利益であるという点です。税収の安定化という意味からすれば、外形標準課税も悪いやり方では無いと思うのです。もちろん、経団連あたりには大反対されそうですけれどもね。

関連するエントリ

「自分の説明書」シリーズ、ヒットの理由

10位までに血液型本4冊…書籍の年間ベストセラー
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081203-00000013-yom-soci

今年の書籍売り上げランキング、10位までに例の「自分の説明書」シリーズが4冊ランクインしたとのこと。血液型ごとに「自分の説明書」と題して大々的に売り出していたあのシリーズです。

ここで、今さら、「血液型で性格なんて診断できないよっ!」と熱弁する気はありません。このブログにたどり着いてくださった方の中に、真剣に血液型性格占いを信じている人なんていないでしょうし。実際のところ、世の中のほとんどの人は真剣に血液型占いを信用しているわけではないと思うのですよ。ですから、決して自分や他人の性格をそれで判断しようとして本を買ったわけではないのです。

でも、書籍としては売れてしまう。この現象って一体なんなのでしょうか。

血液型性格占いって、ちょっとした小ネタみたいなものだと思うのです。話のきっかけにもなるし、誰かを想像してひとりでクスッと笑うのもありですし。そういう、ちょっとした遊び心を、見事に捉えたのが「説明書」シリーズなのです。小ネタの集大成としての本書ということですね。もちろん広範な販促やテレビCMなんかも、売り上げ増に一役買ってるでしょうけど、血液型占いの本質を上手に突いた造りだったから売れたんでしょう。ですから、4冊揃えちゃった人も多いんじゃないでしょうか。

そういった血液型性格占いの特質を見抜いた上で、このシリーズを企画し仕掛けた人のセンスは見習うべきものがあります。ある意味ブログを書いていく上での参考にもなるかもしれない。どういったネタを取り上げていくべきなのか、考えていく上で重要でしょう。

ちなみに、私も自分の血液型の本を手に取ってみたことがあるんですが、あまりにも当たって無さ過ぎなので、買う気も起こりませんでした。私には、まだまだ遊び心が足りないみたいです。

関連するエントリ

国籍法狂想曲

数日前から一部で危惧されてきた国籍法の改正案ですが。18日、衆議院本会議で可決されました。参議院での審議がいつになるのかは不透明な状況ですが、おそらく近いうちに可決されることでしょう。

この件、そんなに血眼になって反対するほどのものではないのではないかと思っていました。先日のエントリにも書いた通りですが、確証を得るためにネットでいろいろと調べてみました。

とにかく、ネット上は総論反対各論反対、とにかく改正反対の嵐で、実際のところどうなのか、って情報が埋もれてしまっている状態。

そんな中、二つの冷静なブログを見つけました。どちらも少々長文気味で、読み下すには多少の努力が必要ですが、分かりやすくまとめられているかと思います。以下リンクはっておきます。

いしけりあそび
○○○!知恵袋 国籍法は改悪なんでしょうか?
どうしてもDNA鑑定が気になるけど、冷静に、法的な思考をする準備はあるよ、という方へ。

la_causette
国籍法3条1項の改正に反対することはエネルギーの無駄である
国籍法改正問題とDNA鑑定
国籍法3条1項を合憲限定解釈した件の最高裁判決の事例

反対の声を上げるのは、ほとんど杞憂に近いってのが結論です。

それよりも、こうやってネット上で瞬間沸騰的に世論が沸き起こって、それが一部現実世界に対して影響を及ぼす現象に興味を覚えました。反対されている方が指摘している通り、既存のマスメディアではほとんど報じられていないにも関わらず、です。

マーケティング的に非常に食欲をそそられると思いません?

関連するエントリ