アイスランド政権崩壊

各メディアが伝えている通り、世界的な金融危機の影響を受け、国内経済が大混乱に陥っていたアイスランドで、26日、ハーデ首相がグリムソン大統領に辞表を提出したことで、連立政権が崩壊しました。

アイスランドはここ数年ヨーロッパの金融セクターとして発展を続けてきましたが、リーマンショックを引き金にグローバルな海外資本が一斉に引き上げたことで、通貨クローナの暴落、株価の暴落、銀行の国有化と、金融システムに深い傷を負いました。ここ数年の繁栄がウソのような状態に陥ってしまっています。

グローバル資本の無慈悲さとその規模を思い知らされる一件ですね。一国の経済を、その国の政策に瑕疵があったにせよ、傾けてしまうだけの力をグローバル資本は持っているのだ、と言う事実は肝に銘じておいてよいのではないかと思います。

そういえば、グローバル資本の引き上げと言うのは、日本でも起こっていた現象ですね。昨年の株価の急落時に主に売っていたのは外国人投資家でしたから、これは日本からのグローバル資本の引き上げの動きと見て良さそうです。現在の株価は、グローバル資本引き上げ後の、国内資本が中心になって買いささえている水準と言うことなのでしょう。日本も多かれ少なかれ、同じショックを受けていたわけですが、国内資本がまだそれなりに存在していたから壊滅的なダメージを受けずにすんだということなのでしょうか。

アイスランドの今後ですが、「ICELANDia アイスランドブログ」さんによると、当面は全党による連立政権とし、近い将来選挙を行う方向で調整中ということのようですね。そして新政権でIMFの指導の下に国家経済再建の道のりを歩いていくことになるようです。

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築地は貴重な観光資源

築地市場 競り見学中止 外国人観光客マナー悪い
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081203-00000014-maip-soci

築地市場が競り場の見学の中止を決めたそうですね。

なんでも多数の外国人が押しかけるため、競りに支障が生じているとのこと。別に外国人でなくとも、大勢の人が押しかけたら中にはマナーの悪い人もいるだろうと思うのですが、それはさておき。

はっきり言って今回の都の対応は非常にもったいない。それだけ人が集まる、人気のある場所をわざわざ閉鎖するなんて。逆に人が集まることを上手に利用することは考えられなかったのでしょうか。競り場の見学は有料化して、人数も制限して、見学ツアー形式にしてしまえば、多少の問題は残るにせよ、今よりははるかにマシな状況になると思うのだけれども。

ピンチをチャンスに変えてやろうという発想が、やはり役所にはないのかもしれないですね。

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11 月 24, 2008

Posted by: cronoq

Category: 社会

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治安面で不安って、外国人に失礼じゃない?

外国人客増、5割強が「不安」=「観光庁知らない」6割-政府世論調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081122-00000121-jij-pol

政府の「観光立国と観光庁に関する世論調査」によると、外国人観光客が増えることについて、5割強の人が治安面での不安を感じていることが明らかになったそうで。

治安面で、って、そんな解答欄を用意する政府も政府だし、それに回答しちゃう国民も国民だと思うな。

例えば我々が普通に海外旅行に出かけたとする。現地で治安部隊に監視されちゃうようなことってあると思います? 現地の人たちに、なんとなく「怖い」って思われていい気分になります? だいたい、観光客が治安の破壊を行うメリットってどんなものがあります?

結局のところ、外国人って言う異質な存在が近くにやってきて、言葉は通じない状況下でどう対処すればいいのか不安なだけでしょう。治安面って言葉はいらないと思うのだけど。

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国籍法の改正について

明日にでも衆議院を通過すると一部で騒がれている国籍法の改正について。この話、そんなに騒ぐほどのものではないのではなかろうか。その理由は後述するとして、まずは問題の全体像を大雑把ではあるが記しておきたい。

事の発端は、2008年6月4日の最高裁判決に遡る。この日、最高裁大法廷において、未婚の日本人父とフィリピン人母との間に生まれ、出生後に父から認知を受けた計10人の子供が日本国籍の確認を求めた2件の訴訟の判決が下った。最高裁は、「生後認知に加え、父母の結婚がなければ日本国籍が取得できないと定めた国籍法は憲法違反」として、日本国籍を認めた。詳細は産経新聞のサイトをご覧いただきたい。

このように、法律の全文もしくは一部を憲法違反であるとする最高裁の判断を法令違憲と呼ぶ。法令違憲の判断は、国会に対して法律の廃止もしくは改正を迫る事実上の強制力を持っている。そのため、国会では最高裁の判断に従って国籍法を改正する作業が行われてきた。某方面で騒がれているように、一部の国会議員が暗に法案を用意し、有耶無耶のうちに成立させてしまおうと画策しているような代物ではないのである。

さて、この改正案、どのようなものであるかというと、おおよそ以下の通りである。

(改正前)第三条  父母の婚姻及びその認知により嫡出子たる身分を取得した子で二十歳未満のもの(日本国民であつた者を除く。)は、認知をした父又は母が子の出生の時に日本国民であつた場合において、その父又は母が現に日本国民であるとき、又はその死亡の時に日本国民であつたときは、法務大臣に届け出ることによつて、日本の国籍を取得することができる。
第三条の2 前項の規定による届出をした者は、その届出の時に日本の国籍を取得する。

(改正後)第3条  父又は母が認知した子で二十歳未満のもの(日本国民であつた者を除く。)は、認知をした父又は母が子の出生の時に日本国民であつた場合において、その父又は母が現に日本国民であるとき、又はその死亡の時に日本国民であつたときは、法務大臣に届け出ることによつて、日本の国籍を取得することができる。
2 前項の規定による届出をした者は、その届出の時に日本の国籍を取得する。

第二十条 第三条第一項の規定による届出をする場合において、虚偽の届出をした者は、一年以下の懲役又は二十万円以下の罰金に処する。
2 前項の罪は、刑法(明治四十年法律第四十五号)第二条の例に従う。

その他施行期日に関する附則が存在するがここでは省略させてもらう。

国籍法改正に対して騒いでいる人たちは、認知のみで日本国籍の取得が可能である点を特に問題視しているようだ。また、罰則が1年以下の懲役又は20万円以下の罰金と比較的軽いことも槍玉に上がっている。中には20万円で国籍を売り渡す云々と言った記述も見受けられる。

問題は、この「認知」のプロセスがどのようなものであるか、であろう。もし仮に、紙切れ一枚の届け出を行うだけで、審査も何もなく外国人との間の非嫡出子の認知が認められるのであれば、国籍法改正に反対している人たちの懸念も理解できる。しかし、現実にはそう簡単に認知できるものではないし、法務省もそう簡単には日本国籍を与えることはないだろう。今までと同様に、様々な事実認定を経て、初めて非嫡出子の認知が認められる、と考えるのが妥当だ。

ここで、先の最高裁判決が参考になる。この判決では、両親が婚姻関係に無いことを理由として日本国籍を与えないことが違憲とされたのである。他に日本国籍を与えるに相応しく無いと思われる理由があれば、法務省はナンとでも理由をつけて申請を却下することができるはずなのである。国籍法改正に伴い、無関係の外国人が大量に流入してくるかのような思い込みは、全く持ってナンセンスであるといわざるを得ない。犯罪に利用される可能性を危惧する声もあるが、下手な申請は確実に却下する法務省を相手にビジネスとしては成り立たないだろう。そんなに騒ぐほどのものではないと考える理由はこんなところだ。

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