本番には魔物が棲む
土曜日、新宿でステージに立った。ペルー山岳音楽の演奏。ステージに立つのは、もう慣れたメンバーだったはずなのだが。
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ステージが乾燥しているのはいつものこと。
照明が少々きついが、それによって弦楽器の調弦が狂うのもいつものこと。
モニタースピーカーが無いのは珍しいことだけど、そんなステージも経験済み。
慣れているはずだったのだが。
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トラブルが続出しました。
モニターが無いことで、離れたメンバー間のリズムがずれてしまったり。
繰り返しのフレーズの回数がずれたり。
歌詞を忘れて曲の進行が舞台上で変わったり。
カポタストの位置を間違えてキーが半音下がったり。
誰かが致命的なミスをしたというよりも、全員で致命的なミスをしたという感じでした。
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収穫があったといえば、会場の係の方が、バイオリンに当てるマイクを後ろから当てるようにしてくれたこと。新しい形に挑戦してみて、これはこれで悪くないかなと思いました。今回は真後ろだったけれども、左後方からだとすごくいいかもしれない。
そして教訓。本番前には、時間が無くても、少しだけでも、軽くウォーミングアップしよう。